What’s KAIKOU?
まちで遊び、
まちで学ぶ。
新潟市をフィールドに
まちで遊び、まちで学ぶ。
2024年5月、
まちあそび学校 「KAIKOU!」 が始まります。
まちあそび学校 ・ KAIKOU!では新潟市の都心で
まちを知る/学ぶ/体験する = まちあそびを通して
このまちの豊かさに触れる機会をつくります。
新潟市で暮らす/働く/過ごす人たちにとって
仕事でもプライベートでもない、
まちなかのコミュニティスペースが舞台。
参加者の日々がより豊かになることを目指して
“ まちあそび ” をお届けします。
新潟市のまちなかで
暮らす・働く・過ごす
若者がすすんで
選択ができるようになる。
Let’s KAIKOU?
この音には
6つの意味が
あります。
Why KAIKOU?
KAIKOU!計画が動き出したのは、
2023年夏頃のことでした。
発起人は、
定期的に新潟市都心でまちについて語る会を
企画してきた、新潟市役所の稲葉一樹氏、
会の参加者で、KAIKOU!では事務局を担う、
新潟日報社の小見彰氏、
新潟市上古町で活動する編集者で、
KAIKOU!プロデュースを担当する金澤李花子氏の3名。
そして、地域の拠点やコミュニティを運営する
強力な5名が集って。
2024年春、ローカルプレイヤーたちによって始まる
「にいがたまちあそび学校 KAIKOU!」
開校までの経緯と想いについて、
先の3名によるインタビューを敢行しました。
1KAIKOU!の立ち上げについて、教えてください。
きっかけは新潟都心が大きく変わるタイミングで始まった「にいがた2km」のまちづくりです。新潟駅、万代、万代島、古町を含む周辺エリアを「次の世代も希望の持てる新潟」とするため様々な取り組みが行われています。僕はスタート当時は担当ではなかったのですが、行政という立場でなく、個人レベルでなにか出来ないかと考え「にいがた2km未来会議」を民間の知り合いと立ち上げました。前向きな行政職員と、SANの金澤さんをはじめとする民間側のプレイヤーのみなさんに声をかけ、まちについてみんなで語る会を月に一回ペースで約1年取り組んでいました。そのときに新潟日報社の小見さんも個人で参加してくれたんです。そのなかで、はじめて会った多様な人たちが議論すると、にいがた2kmから新しいものが生まれる感覚がちゃんとあって、これがやっぱりまちなかの良さ、都市のあるべき姿なんじゃないかなって思いました。
僕は以前長岡支社にいた頃に、長岡の若者に集まってもらい、ワークショップ等を行う「ながおかニュージェネプロジェクト」を実施していました。その時に若い世代同士の横のつながりって大切だな、と感じていました。そのあと新潟本社に戻ってから稲葉さんのお誘いで「未来会議」に出たとき、金澤さんや若いプレイヤーがすでに活躍しつつある土壌を見て、新潟市でもすごくおもしろい動きもできているんだなと感じたんです。そのなかで僕も「未来会議」が公的にやれるともっと広がるかなと思っていたので、稲葉さんから相談を受けたときに、いろんな人と繋がって地域を盛り上げたい!地元新聞社としても何か協力できたらいいなって思いました。
2023年春から僕が「にいがた2km」を推進する課に異動になり、プライベートで自主的にやっていた「未来会議」をそのまま続けるより、オフィシャルにできないかなと思ったんですよね。まず、まちなかで学校のような遊びと学びが一緒にできる場を作れないかと小見さんに相談し、一緒に視察も行きました。でも僕と小見さんだけで作っていくのはちょっと違うと思って。「まちの若いローカルプレイヤーが主役にならないと。プロデュースをお願いするなら金澤さんがいいんじゃないか」っていう話になりました。
私はもっと自分の地元を楽しめるといいなと思ってUターンして、上古町商店街で複合施設「SAN」を始めて3年目になります。いい空気感の場所になっていて、さまざまなお客さんが来てくださるのですが、やっぱり一つの場所、“点”なんですよね。2年くらいやってきて、「SAN」のなかでいい空気を築けるんだけど、広いまちの視点で見たらほかとの“関わりしろ”がもっと欲しい、でも一人ではなかなか難しい。今ある強みだったり、SANだからできることを広げながら、「にいがた2km」エリアのほかのプレイヤーと一緒に取り組むことで、いろんな人がまちの楽しさを伝えられたらいいなっていうのはすごく思いました。
2KAIKOU!では、どんなことが起きるのでしょうか?
僕は「まちなかにいる人たちが楽しんでいるかどうか」ってすごく大事だなと感じていて。 仕事でもプライベートでも、今回のKAIKOU!の立ち上げに関わってくれている人たちはみんなまちを楽しんでるな~と思いながら見ているんですけど、そういう人たちの姿は、学生や若手社会人からはあまり見えてない。だから特に若い人たちは市外へ出ていくし、戻ってこないんだろうなと正直思っていて。対策として新潟の魅力をプロモーションするというよりは、やっぱり同年代が楽しんでいる姿を可視化することが大事なんだろうなと思っていたんですね。KAIKOU!のベースを作ってくれた金澤さんから“もっとこのまちの豊かさを知ってほしい”という話を聞いたときに、とても共感したんです。
KAIKOU!では“まちあそび”という言葉を掲げています。この「あそび」の部分ってとても大切なんだけど、きっと多くの人があそぶとか、余暇に対して罪悪感がありませんか(笑)? 私は、よく用事もなく散歩してみたり夜は一人でも飲みに出かけたりするんですが、そういうあそび=義務じゃない課外活動から日々の豊かさだったり、古町エリアを自分の活動拠点として選ぶ意味を感じています。私はほんの一例ですが、まちで遊ぶことで “豊かさ”や”価値”に気づけるじゃないかと。
KAIKOU!を通じて参加者がまちに出るようになったときに、仕事でもプライベートでもない部分で楽しむことをむしろ誇れるようになってほしい、そんなことを思いました。
「あそび」に対して許容があるまちは、寛容性も高いまちだと思います。寛容性の高いまちには人が集まります。まちなかのいいところって、予期せぬ出会いから新しいことが生まれたりすることだと思うんですよ。そういう機会をつくるためには、なんだかんだ一緒に遊んだりご飯食べたりっていう時間をどれだけつくれるかってことで、 そういう意味ではこのKAIKOU!というアプローチは、良いんじゃないかなと思います。将来のためとか自分の人脈のためだけじゃなくて、ただ単純に「やりたい!」って思える講座をこれから6名のコミュニケーターのみなさんにつくってもらいたいです。
そうですね。人同士の繋がりをつくって、にいがた2kmエリアでそのハブができるってすごく大事ですよね。そこでコミュニケーターや参加者たちが楽しさや豊かさを感じていると、それを見た人が「やっぱり新潟っていいんじゃないか」って感じる人も増えてくると思うので、そういう状態を僕たちでつくっていきたいですね。
3KAIKOU!で、期待することは?
まずは、まちに人が出てきてほしいですね。そして会社だけじゃなくて、それ以外のところでも人が繋がって、それをまたさらに下の世代が見て「なんかいいな」と思ってくれる状態ができれば。最終的にまちの中心に人がコミュニティとして集まっていて、活力になっている“エンジン”みたいなものになっていければいいなと思っています。
そうですね。やっぱりKAIKOU!があることによって、いろんな人が交わるっていうのが、一番の価値かなと思っています。普通に生活していたら出合わない人たちと出会うことで、新しいアイデアだとか自分が気づかなかった価値観に出合っていかないと、これからの時代って生きるのが大変だなと思うんです。 でも、まちにある様々な出合いのきっかけに気付けないとなかなか知り合えないというのは、これだけ若い人が集まっている新潟なのにもったいないなと思って。それを広い意味での“あそぶ”っていうことで解決できたらなって。
このお二人も含めた今回の運営メンバーって、みんなまちが楽しいとか、なんかおもしろいっていうところを体現している人たちだと思っていて、私はそれを教えるんじゃなくて一緒に共有したいというか。参加者には「なんか、このまちって楽しいよね」と言い合えるようになれたら嬉しいですね。 講座の中でまちに出たりまちを知ることで、こんなにおもしろい人たちが自分の住む・働く・過ごす場所にはいるんだっていうことを、より多く気づいてもらえる機会になったらいいなと思っています。
4「KAIKOU!」のネーミングについて、
教えてください。
ターゲットも目的も多様すぎて、この学校を束ねる言葉がなかなかなくて迷走していたので、金澤さんからこの名前が出た時、みんなで「あっ!いいね!」って。遊びに寄せすぎちゃうと、例えばビジネスマンや起業とか考えているような人たちの興味がなくなるかもしれないし、かといって固すぎると、”あそび”の大事さが消えてしまうので、その真ん中っていうのがすごくむずかしかった(笑)。
ターゲットが多様なおかげですごく悩みましたけど、でもそれがこのまちの魅力ですよね。にいがた2kmエリアにはビジネスからカルチャーまで幅広い層がいるっていう距離感で、私はドカルチャー・人情寄りにやらせてもらっていますし(笑)。
「校舎もなく謎の学校なんだけど、でもなんか若者が楽しいまちの学校らしいよ」と若い参加者だけでなく、それを支えるスポンサー企業の皆さんや見守るまちの大人たちにもしっかり意図が伝わるといいなと思って考えました。
「KAIKOU!」もそうですし、「まちあそび学校」っていう言葉もいいですよね。
「カイコウ」っていう言葉を辞書で調べたら、その音にはとてもいい意味があったので、それにあやかったのはすごくあるんですけれども。意味がいっぱいあるということも、このまちの多様性やターゲットの幅広さを表していますね。あとは「今日カイコー行く?」みたいな、日常会話になりたいです。やっぱりオンライン講座じゃなくて「まちなかが舞台」っていうのも、ポイントなので。
5最後に、どんな人に参加してほしいですか?
僕の思い描くペルソナとしては、学生時代の同級生ですかね。まちの活動とかに基本興味なくて「誘うの、ちょっと勇気いるな」みたいな友人が、来てくれて「新潟にも面白いことやっている人いっぱいいるんだなぁ〜」と楽しそうに言ってくれたらとても嬉しいですね。また、大学生もフラットな状態で大人に会えるいい機会なので、ぜひ参加してほしいです。
大学生、来てほしいですね。それが就活目的じゃなくて、例えば「まちなかでランニングする講座あるって聞いたんできました」という講座への興味から、参加者の大人たちと親しくなるとか。
そうそう、KAIKOU!では肩書きを置いてきてほしいですね。学校に入ったら同じ目線の参加者なので、フラットな関係であってほしい。そういう意味でも、コミュニケーターが交流を円滑にできるような空気をつくれるのがいいな。肩書きではなく “KAIKOU!に来た〇〇さん”。なるべく若者が気軽に参加できるような敷居の下げ方はしたいですね〜。
子どもと参加できる会も設けたい!
What’s communicator?
いま、新潟市都心で活躍する
6名の〈コミュニケーター〉が、
それぞれの拠点で開催される講座をプロデュース。
コミュニケーターたちはそれぞれ
「人と人をつなぐ交流」
「活発なコミュニケーション」
「編集力」
「企画力」など
あらゆる強みを生かして企画する講座を通して、
参加者のまちあそびを全力で伴走していきます。
*コミュニケーター:KAIKOU!では「〇〇と人をつなぐ役、コミュニケーションを円滑に進める人」と定義します。
コミュニケーターたちはそれぞれ
「人と人をつなぐ交流」
「活発なコミュニケーション」
「編集力」
「企画力」など
あらゆる強みを生かして企画する講座を通して、
参加者のまちあそびを全力で伴走していきます。
*コミュニケーター:KAIKOU!では「〇〇と人をつなぐ役、
コミュニケーションを円滑に進める人」と定義します。
How’s KAIKOU?
KAIKOU!では年14回の講座を予定しています。全ての講座を受けるもよし。
1講座ごとイベント感覚で気になる講座を申込むことができます。
入学金はかかりません。①②③で1講座です。
対面で講座を開催します。
座学やワークショップ、
フィールドワークなど
講座によってさまざま!
(参加費は各講座によって異なります)
講座終了後
講師・生徒・コミュニケーターの
交流の時間があります。
講座の振り返りと
参加者の近況を
シェアする機会を設けます。
Join the course!
講座に参加するには、イベント情報ページよりお申込みください。
KAIKOU!では、会員・学生登録や入学金は必要ありません。
毎月開催されるさまざまなKAIKOU!講座に参加して、まちで遊びましょう!
第八回の学舎は新潟のまちなか!新潟市の中心街に飛び出して「フォトウォーク」を行います!参加者募集中です。